本棚やマガジンラックの種類
本棚やマガジンラックには多彩な形状があるので、用途に応じて異なるタイプを選ぶことがおすすめです。まずは、本棚・マガジンラックにはどういった種類があるのかをご紹介します。
オープン型本棚
スタンダードな本棚といえば、オープン型のブックシェルフをイメージする方も多いかもしれません。扉のないオープン型の本棚はシンプルな形状で、本をスムーズに出し入れできることが特徴です。どこに何をしまっているかも一目で把握できます。
また、オープンタイプの本棚は、本だけでなく雑貨などのアイテムも収納しやすいことがメリットです。お気に入りのインテリア雑貨や小物などを並べて、飾り棚として使うこともできるでしょう。サイズの合う収納ボックスやカゴなどを入れ、隠す収納をすることもできます。さらに、背板のないタイプであれば両面から気軽に本を取り出すことができます。お部屋の間仕切りとしても活用できるでしょう。
扉付き本棚
収納の表面に扉が付いた本棚なら、収納した本をホコリから守ることができます。木製やUVカットガラスの扉であれば日焼けを防ぐことも可能です。棚の中身を見せずにすっきりとしまっておきたい場合は木製の扉付き本棚がおすすめです。反対に、本を見せて収納したい場合はガラス扉を選ぶと良いでしょう。
壁面本棚
天井に届くほど大きな壁面本棚なら、壁一面を収納スペースとして活用できます。収納したい本の数が多いときにぴったりです。デッドスペースになりやすい天井付近の空間も無駄なく有効活用できるのも魅力です。とても高さがあるので、突っ張り棒などを使用した転倒防止対策が求められます。
スライド式本棚
スライド式の本棚は、オープン型本棚を前後2列に並べたような形状をしており、レールで前面の本棚を移動させられるタイプが多く見られます。省スペースで設置できる一方で収納力が高く、奥に並べた本も探しやすいことが魅力。奥の棚は紫外線が当たりにくいため、日焼けを防ぎたい本を収納し、前面の棚にはよく手に取る本を収納するといった使い方もできます。
また、スライド式本棚は2つの棚が重なっている仕組みのため、奥行きは狭くなりやすいことが特徴です。商品によりますが、文庫本や新書本、漫画などを収納するのに向いているでしょう。
押し入れ本棚
本棚を置くスペースがない部屋の場合、押し入れに本を収納しておく方法もあります。ただ、そうなると本を出し入れしにくくなってしまうのが気になるところです。キャスター付きの押し入れ本棚なら移動させやすいため、奥に収納した本もスムーズに取り出すことができます。複数の棚を並べたときも簡単に本を出し入れ可能です。押し入れに入るコンパクトなサイズのものが基本のため、余ったスペースに設置しやすいのも魅力です。
フラップ式ラック(ディスプレイラック)
下から上に開くフラップ扉が付いた本棚です。扉の部分に雑誌や絵本などを立てて飾れるディスプレイタイプの棚で、お気に入りの本をおしゃれに見せて収納したいときにおすすめ。大きめの扉が付いているものを選べば、雑誌や図鑑などの大型書籍もディスプレイ可能です。
マガジンラック
マガジンラックは、雑誌や絵本など、厚みが薄く高さがある本を収納しやすいタイプです。本の表紙が見えるように収納できるので、飾って収納したい人にもおすすめです。
また、ダイニングテーブルやリビングテーブルなどにマガジンラックが付いている商品も多いため、マガジンラック単体ではなく他のアイテムと一緒に使用できるのも魅力です。
本を入れるラックの選び方
本を入れるための収納ラックを選ぶときは、収納量や素材などをチェックして、目的に合うものを見つけましょう。こちらでは、本棚を選ぶときのポイントを解説します。
収納する本の量で選ぶ
本棚を選ぶときは、現在持っている本の冊数を見直すことがポイントです。収納したい本の量から、適したサイズの本棚を探しましょう。ただし、ぴったりの量を収納できる本棚を選んでしまうと、新しい本を購入したときにしまう場所がなくなってしまいます。今後も本を買い足していくつもりであれば、余裕を持って大きめの本棚を購入することがおすすめです。
収納する本のサイズで選ぶ
漫画本や文庫本、雑誌など、本の種類によって大きさはさまざまです。収納したい本のサイズと棚の内寸を合わせることで、スペースの無駄なく収納することができます。たとえば、文庫本を収納したい場合は、棚の奥行きや高さはそれほど必要ありません。そのため、スリムな本棚を選ぶことでデッドスペースを減らせるでしょう。収納したい本の大きさがバラバラな場合は、棚板を動かして調節できるものを選ぶことがおすすめです。
材質やデザインで選ぶ
本棚の材質やデザインによっても、部屋の印象が変わってきます。本棚を選ぶときは、インテリアの雰囲気に合うかどうかも着目してみましょう。
たとえば、天然木などの素材を使った木製の棚は、ナチュラルな雰囲気を演出しやすいことが特徴です。同じく木製の家具と揃えることで、温かみのあるインテリアになるでしょう。スチールやアイアン素材などを使った金属製の棚はスタイリッシュな印象を作りやすくなります。
また、棚の色味によってもインテリアの印象は変化します。落ち着いた雰囲気を目指すならダークブラウンのように重厚感のある色を、明るい雰囲気が好みの場合はホワイトやベージュなどの色を選ぶと良いでしょう。
置き場所に合った形状で選ぶ
本棚を設置する場所に合わせて、適した形の製品を選ぶことも大切です。たとえば、少量の本や雑誌をすぐ手に取れる場所に置きたいときは、マガジンラックなど小さめのラックがおすすめです。子ども部屋には絵本や図鑑、教科書などが入りやすい奥行きのある本棚が向いているでしょう。リビングに設置する場合は、リビング収納としても使える大きめの収納棚を選ぶことも一つの手です。
また、狭い部屋へ本棚を置きたい場合、なるべく圧迫感を抑えたい方も多いはず。そういった場合は高さが低めの棚や、薄型の棚などを選ぶことがおすすめです。