同棲に必要なものリスト
まずは、同棲生活で主に必要とされる日用品や家具家電などのリストを部屋別にご紹介します。どういったアイテムを用意したら良いかを確認していきましょう。
ダイニング・キッチンに必要なもの
- 調理器具
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 食器棚・食器
- ダイニングテーブル・チェア
ダイニング・キッチンには、料理や食事のために必要な家具・家電や各種アイテムをそろえておくことがおすすめです。自炊するために欠かせないフライパンなどの調理器具や、炊飯器やオーブンレンジ、ホットプレートといった調理家電も必要なものを準備しましょう。水回りには食器洗い用のスポンジや洗った食器を置いておくスペースなどを確保しておきます。家事の時間を短縮するため、食洗機を導入することもおすすめです。カトラリーなどのキッチン用品を収納しておける食器棚やキッチンワゴンもあると良いでしょう。食事をするダイニングテーブルは、イスとセットのものを購入するとインテリアの統一感を出しやすくなります。
リビングに必要なもの
- リビングテーブル
- ソファ
- テレビ・テレビ台
- ラグ・カーペット
- カーテン
2人のくつろぎのスペースとなるリビングには、リビングテーブルやソファなどを設置して快適な空間を作り上げましょう。ただし、広さに余裕がない場合は大きめの家具を置くと窮屈になってしまうことも。コンパクトサイズの家具を選ぶことでゆとりのある部屋作りができるでしょう。加えて、家具や家電の高さは低めのものを選ぶことで、より圧迫感を減らすことができます。たとえば、背もたれの低いロータイプのソファとセンターテーブルを組み合わせると良いでしょう。ソファを置かず、ラグやカーペットの上にローテーブルを置いて、床に座るスタイルにすることもおすすめです。
ただ、テレワークで在宅勤務をすることが多い場合、リビングに仕事スペースを設ける方も少なくありません。その場合はリビングテーブルを作業スペースとして活用することがあるでしょう。長時間の仕事を行う場合は、体に負担のかかりにくいイスを選ぶことがポイントです。
また、カーテンは部屋の面積を大きく占めるため、色や素材などによってリビングの雰囲気が変わってくることがあります。目指したい部屋のイメージに合うものを選びましょう。
洗面所・風呂場・脱衣所に必要なもの
洗面所・風呂場・脱衣所には、洗濯機のような家電のほか、何かと細かいアイテムが必要になります。たとえば、脱衣所にはバスタオルやフェイスタオルなどのタオル類、洗濯カゴや洗剤、柔軟剤などの洗濯用品、風呂上がりの水気を取るバスマットなどを置いておくことが多いでしょう。洗面所には歯ブラシやコップ、風呂場にはシャンプーやボディソープなども必要です。水回り用の掃除道具も忘れずに準備しておきましょう。備え付けの収納が少ない場合、こういったアイテムをしまっておくための収納棚やラックなどが必要になることもあります。
また、洗濯機は一人暮らし用だと容量が不足する可能性があるため、7㎏前後のものを選ぶと安心です。まとめ洗いをするならより大きめの容量を選びましょう。
寝室に必要なもの
同棲する際、寝室に置くベッドのサイズに悩むカップルも多いのではないでしょうか。2人で一緒に寝る場合はダブルベッド以上のサイズがおすすめです。シングルベッドやセミダブルベッド2台を並べ、大きなベッドとして使う方法もあります。結婚後のことを見据えて、家族で寝られるクイーンサイズやキングサイズを選ぶカップルも。心地よい睡眠のため、マットレスは体に合うものを選びましょう。
寝室に衣類を収納しておくクローゼットがあると、起床後にスムーズに着替えることができて便利です。ただ、物件によっては収納スペースが足りないこともあるでしょう。その場合はハンガーラックなどを設置することも一つの手です。
また、シーツや毛布などの寝具をしまっておくスペースがない場合は、収納付きベッドを活用することもおすすめです。使う頻度の低い季節家電やオフシーズンの洋服などをしまっておくスペースとしても利用できます。
玄関に必要なもの
玄関は来客が必ず目にする部分でもあるため、きれいな印象を保ちたいという方も多いはず。なるべくすっきりとした玄関に見せるためには、省スペースで設置できる傘立てやシューズボックスを選ぶことがおすすめです。玄関ドアにマグネットで貼り付けられるタイプの傘立てもあります。また、鍵や時計など、外出の際につい忘れがちな小物を置く場所を設けておくと、忘れ物を減らすことにつなげられるでしょう。
各部屋に共通して必要なもの
各部屋に照明がついていない場合は、自分たちで準備する必要があります。入居後すぐに電気が使えるように電力会社の手続きを済ませておきましょう。電気はもちろん、水道やガスなどのその他のライフラインについても、引っ越し当日から使用できるように手続きしておくことが大切です。
ほかにも、あると便利なのが時計やゴミ箱、スリッパなどのアイテムです。引っ越し後にそろえても良いですが、事前に準備しておくとスムーズに新生活を開始できるでしょう。
そのほか準備したい物
各部屋を清潔に保つための掃除用品は、引っ越し作業のときにも必要になります。すぐに使えるように準備しておきましょう。地震や水害など、さまざまな災害に備えて防災セットを準備しておくことも大切です。人数分の水や保存食、緊急用のトイレなど、必要なものを購入してまとめておきましょう。
同棲に必要な家具や家電を準備する際のポイント
同棲に必要なものをそろえる前に、予算に見合うかどうか、部屋のサイズに合うかどうかなど、さまざまなポイントを確かめておきましょう。こちらでは、同棲に必要な家具・家電を準備する前にチェックしておきたい内容を解説します。
予算の上限を決める
同棲のために必要なものを購入する前に、使っても良い金額の目安を決めておくことが大切です。計画的に買い物をしなければ、お金の余裕がなくなってしまうこともあります。同棲開始後の生活費を残せるように計算した上で予算の上限を決めましょう。
具体的な予算の目安については、2人の収入や貯金の額などによっても変わります。少しでも購入費用を抑えたい場合は、現在使っている家具や家電を新居へ持ち込むと良いでしょう。
最初からすべてをそろえようとしない
同棲中にはどんな家具や家電が必要になるか、事前に予測するのは意外と難しいものです。「絶対に必要になる!」と思って買ったアイテムが不要になってしまうことも珍しくありません。たとえば、ダイニングテーブルとリビングテーブルを両方買ったものの、食事のときは結局片方のテーブルだけしか使わなくなり、もう片方の処分に困ってしまったというケースがあります。
まずは最低限の家具・家電を用意した上で同棲を始めて、必要になったときに買い足していくことがおすすめです。お互いにどんなアイテムが必要かを話し合い、同棲スタートの際に買うものを事前にリストアップしておきましょう。
内見時に部屋の間取りやサイズを測る
不動産屋で気になる部屋を見つけたら内見を行うことが基本です。その際、部屋の間取りやサイズを確認しておきましょう。部屋の寸法が持ち込む家具や家電のサイズに合うか、しっかりとチェックすることが重要です。
集合住宅の場合、共用部分のサイズも忘れずに測りましょう。特に、大型家電・家具は搬入経路のサイズに注意が必要です。共用廊下や階段などを通れるかシミュレーションしておきましょう。
家具や家電以外にかかる費用
同棲スタート時は、家具・家電の費用だけではなく、物件の初期費用や引っ越し費用なども必要になります。同棲が決まったら、必要な費用を早めに計算して準備しておきましょう。
賃貸物件の初期費用
一般的に、賃貸物件の入居時には敷金や礼金、仲介手数料などがかかります。月の途中で入居する場合、引っ越し初日からの家賃が日割りで発生することも。ほかにも、前家賃や鍵交換費用、火災保険料、保証料などが求められることもあります。料金は物件によって異なるため、しっかりと確認しておきましょう。
引っ越し費用
引っ越し費用は、引っ越す距離や荷物の数などに比例して上がることが基本です。持ち込む荷物の量によっては、旧居で使っていたものは処分し、新居で新しく購入したほうがかえって安くなる場合もあります。
また、お手頃な引っ越し業者を探すことも大切ですが、引っ越しのタイミングを選ぶことでも費用を節約できる可能性があります。一般的に、引っ越しする人の多い3月~4月は引っ越し業界の繁忙期にあたるとされています。繁忙期以外なら費用相場も安くなっていることがあるため、各業者の見積もりを比較して、自分たちに合うプランを検討してみましょう。