コーディネート事例から探す
テーブルには、パソコンデスクや勉強机、リビングテーブル、カウンターテーブルなど、さまざまな種類があります。また、木製テーブルの場合は、使用されている木材にも多くの種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。個性豊かな木材の特徴を理解し、適切なお手入れ方法を知ることで、テーブルを長持ちさせることができるでしょう。
そこでこの記事では、一般的にテーブルに使われている木材の種類やお手入れ方法について解説します。お気に入りのテーブルをより長く美しく保つために、ぜひ参考にしてください。
目次
テーブルに使用される木材の違い
テーブル用の木材にはどのような種類があり、どういった違いがあるのでしょうか。ここでは、主に使用される無垢材・突板・集成材の特徴をご紹介します。
無垢材
無垢材は、木の丸太をそのまま切り出し、板状に加工したものです。そのため無垢板材からは、木肌の温かみのある手触りをダイレクトに感じることができます。存在感があり、使い続けると経年変化によって深みが増し、違った表情を楽しめるのも魅力です。しかし、木の丸太からテーブルサイズの木板を切り出すためにはサイズ以上の長さの丸太が必要になります。そのため無垢材のテーブルは、ほかの種類のテーブルに比べて高価です。
突板
突板は、薄くスライスした木材の板を合板に貼り付けたもので、木の風合いを楽しめるように開発されました。この製法により、見た目は無垢材と変わらないながらも、扱いやすい素材になります。また、価格も無垢材に比べて手頃であり、テーブルの材料として広く利用されています。
集成材
集成材は、原料となる丸太から切り出した端材や角材を乾燥させて接着した人工の木材です。この製法により、強度や耐久性を強化することができます。それと同時に、木の風合いも楽しめることが魅力の一つです。また、安定した強度と品質が保証されている優れた木材でありながら、比較的安価です。
テーブルに使われる木材の主な種類
テーブルには、重厚感があり硬さに優れた広葉樹の木材や、軽く柔らかい針葉樹の木材がどちらも使われています。樹種によって、色味や硬さ、触り心地などは異なります。それぞれの違いについてチェックしておきましょう。
ここでは、テーブルに使用される木材の種類や特徴をご紹介します。どんなテーブルを購入するかでお悩み中の方は、ぜひ選び方のヒントにしてみてください。
オーク材
オーク材は耐久性に優れ、硬くて重い特性を持ち、家具作りに適した木材です。また、空間に馴染みやすい色味を持つため、さまざまな色や質感の家具・インテリアスタイルに調和します。ナラ・ホワイトオーク・レッドオークなどの種類があります。
スギ材
スギ材は空気を多く含んでおり、柔らかくて軽い点が特徴です。杉材を使用した家具は、部屋に落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。柔らかい分、傷がつきやすい点には留意が必要です。
パイン(マツ)材
パイン材は柔らかで加工しやすく、比較的安価な木材です。白っぽい黄色の色合いをしており、年月とともにアメ色に変化していくのが特徴です。カントリーテイストにもよく用いられます。
アルダー材
アルダー材は広葉樹の中では軽くて柔らかく、加工しやすい特徴があります。ややオレンジがかった木肌が明るい印象のため、北欧テイストのインテリアにもおすすめです。
ウォールナット(クルミ)材
ウォールナット材は世界三大銘木の一つに数えられる木材です。高級感と耐久性を兼ね備えています。濃い茶色に赤味が混じった、独特のグラデーションのかかった色合いが特徴です。
マホガニー材
マホガニーはウォールナット材と同じく世界三大銘木の一つです。深みのある赤色と、美しい縞模様の木目が最大の特徴です。耐久性が高く、上質な家具やインテリアに広く使用されています。経年変化により深みが増し、上品な色合いになっていきます。
チーク材
チークも世界三大銘木の一つで、赤褐色の木肌が特徴です。材質は堅く強靭であることから、長きにわたり使用されており、今もヴィンテージ家具として人気が高い木材です。天然の油成分であるタールが滲み出て表面が覆われているため、光沢感があります。油分が水を弾くため耐水性にも優れているのが魅力です。国内外の高級家具はもちろん、寺院や宮殿といった歴史的建造物や船舶の建造にも用いられます。
アッシュ材・タモ材
アッシュ材は、明るい色合いと緻密な木肌が特徴で、北欧スタイルやナチュラルテイストの家具・フローリングなどに使用されます。木工用途にも適しており、ギターやバットの素材として用いられることもあります。一般的にはアッシュ材というとホワイトアッシュを指す傾向にあり、強度が高く、加工しやすい性質も持ち合わせている人気の木材です。
ラバーウッド材
ラバーウッド材はゴムノキから得られる木材です。柔らかくて耐久性があり、温かみのある素朴な色合いが人気を集めています。
ハードメープル材
ハードメープルは硬くて重い木材であり、明るい色合いが特徴です。美しい木目があり、中でも鳥眼(バーズアイ)杢などの杢目が形成されたものは貴重な存在です。高級家具やキャビネットなどに広く使用されています。
ブラックチェリー材
ブラックチェリーは赤褐色の滑らかな質感の木肌と、波状杢や虎杢といった美しい杢目が特徴です。北米を代表する高級木材として知られています。加工しやすいうえ、加工後の狂いが出にくいことがメリットです。テーブルや椅子などの高級家具に使われるほか、その美しさから床材としての人気も高い木材となります。
木材のテーブルを長持ちさせるお手入れ方法
ショップで購入できる木製テーブルには、主にオイル塗装とウレタン塗装の2種類があります。オイル塗装は、植物性の無色透明なオイルを木材に浸透させたもの、ウレタン塗装は、木材をポリウレタン樹脂で覆ったものです。
塗装方法によって、お手入れ方法やお手入れのしやすさが異なります。お気に入りのテーブルを長持ちさせるために、適切なメンテナンスのポイントをチェックしておきましょう。
オイル塗装のテーブル
オイル塗装のテーブルは、基本的には乾いた布で乾拭きしてホコリや汚れを拭き取ります。水拭きする場合は、布をしっかり絞って水分を拭き取ることが重要です。水分の拭き残しがあると、シミの原因になってしまうため注意しましょう。定期的なオイルメンテナンスも大切で、数カ月〜年に1回を目安に行います。乾燥する冬の前や、オイルが乾きにくくなる梅雨前に行うのがおすすめです。
ウレタン塗装のテーブル
ウレタン塗装のテーブルは、固く絞った布で水拭きできます。油汚れや皮脂汚れが気になる場合は、中性洗剤を使って汚れを落としましょう。最後に乾拭きをして仕上げます。
また、テーブルトップには、上記でご紹介した以外にもヒノキやケヤキ、アカシア、モンキーポッドなど、さまざまな木材が使われます。天然木のテーブルは、それぞれの特性や木の表面・断面の自然な木目を活かした、こだわりの加工が施されている場合もあります。オーダーメイドで受注生産したものや日曜大工でDIYしたものなどは、仕上げの塗装についても確認しておきましょう。
オプションなどでエイジング加工を選択した場合は、シャビーな雰囲気を出すために表面の塗装をわざと剥がしている可能性もあります。依頼した工房や店舗に適切なお手入れ方法を確認してみてください。
暮らしのデザインのサイズオーダーで理想のテーブルづくり
暮らしのデザインではテーブルのサイズオーダーを承っています。横幅は100cm~180cmで、1cm刻みでオーダーが可能です。奥行は70cm~80cm、45cm~60cmで、1cm刻みでオーダーが可能になっています。天板の厚みは、2.5cm、天板の高さは72cmと、一般社団法人「日本オフィス家具協会(JOIFA)」で推奨されているサイズを採用しています。
天板の材質はこだわり抜かれた天然木を使用。豊富なラインナップから選択可能です。脚は、奥行70cm~80cmのゆったりタイプは脚形状2種類×4カラーの8種類から選べます。奥行45cm~60cmのコンパクトなタイプは、脚形状がA字型のみのため、1種類×4カラーの4種類となっています。配線収納の有無もカスタマイズ可能です。
暮らしのデザインのサイズオーダーの大きな魅力は、理想のインテリアにフィットするテーブルが自分で選べて、カスタマイズして購入できる点です。天板の木の種類、脚のカラーバリエーションが豊富なため、組み合わせ次第で幅広いシーンやインテリアテイストにマッチします。サイズによる制約が少ないため、部屋の広さや他の家具とバランスを取りやすいのも嬉しいポイントです。お部屋の構造や設置スペース、作業内容に合わせて、ぜひ理想のテーブルづくりを楽しんでみてください。