テレビ台を置くメリットとデメリット
テレビを置くことに特化して作られたテレビ台は、周辺機器やコードなどの収納に優れています。設置によるデメリットが気になる場合は、代用品も検討することがおすすめです。まずは、テレビ台を置くメリット・デメリットを解説します。
テレビ台を置くメリット
テレビ台を活用することで、テレビ周辺をすっきりと片付けることができます。テレビ台はテレビ関連の収納に特化しており、散らかりやすいAV機器やコード類などもきれいに整理しておくことができます。大きな引き出し付きのタイプや棚付きのタイプは収納力が高く、リビング収納としても役立つでしょう。
また、テレビを見るときはソファやダイニングチェア、座椅子など、ご家庭によってさまざまな高さのイスに座ることも多くなります。イスの高さに合うテレビ台を使うことで、見やすい位置に調整しやすくなることもメリットです。
テレビ台を置くデメリット
テレビ台を配置する場合、高さ・横幅・奥行きに応じたスペースの確保が必要になります。場合によっては、お部屋に圧迫感を与えてしまうこともあるでしょう。
また、テレビ台を新たに購入する場合はコストが発生します。テレビが不要になった際、他の活用法が限られる点も考慮しましょう。テレビ台を置くかどうか迷ったときは、他の家具やアイテムで代用することも一つの方法です。テレビを使わなくなった後も、別の用途で活用することができます。
テレビ台の代わりに使えるアイテム
こちらでは、テレビ台も兼用できる主なアイテムをご紹介します。代用時のメリットや注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
ローチェスト
ロータイプのチェストは収納力がありながら、お部屋に置いても圧迫感が少ない点が魅力です。テレビ台と収納家具を兼ねられるため、収納スペースが少ない家にも向いています。寝室にテレビを置きたい場合も、ローチェストなら衣類収納としても使えて便利です。
ただし、代用の際は耐荷重や安定性などに問題ないか確認することが重要です。天板に重いものを置くことが想定されていないチェストの場合、耐荷重が足りないこともあるため気をつけましょう。また、長めの脚付きチェストの場合、重心が上になりぐらつきやすくなっていることがあります。チェストの形状もチェックしておきましょう。
スチールラック
スチール製の収納ラックは、家電を置く棚や食器棚、本棚など、幅広い用途で使いやすいことがメリットです。棚の段が多いタイプであれば、テレビのほかに生活雑貨やインテリア雑貨などを置くこともできるでしょう。
使い勝手の良いスチールラックですが、自分で組み立てが必要なものもある点には留意が必要です。また、棚板部分は網目状になっていることが基本のため、安定感が気になるかもしれません。必要に応じて丈夫な板を敷き、安定性を高める工夫が求められます。
カラーボックス・本棚
カラーボックスや本棚の上部にテレビを置くことで、テレビ台として活用する方法があります。テレビのサイズに合わせて縦や横に並べたり、重ねたりすると良いでしょう。収納棚の部分は、小説・漫画・雑誌などの書籍のほか、DVDやテレビゲームなどの収納スペースとして活用できます。カラーボックスは色やサイズが豊富にあり、自分の好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。リメイクやカスタマイズもしやすいため、DIYを楽しみたい人にもおすすめです。木材で天板を足したり塗装したりして、自分好みのアレンジができるでしょう。比較的安価で購入しやすい点もメリットです。ただし、耐荷重は商品によって異なるため確認が必要です。事前に補強をしておくと安心して使用しやすいでしょう。
重い本を収納するために作られている本棚は強度があり、テレビを置いてもぐらつきにくいことがメリットです。扉付きの本棚を選べば棚の中を隠せるため、ごちゃごちゃとしやすいケーブルやゲームソフトなどもきれいにしまっておけます。ただし、高さが出やすいため、テレビを置く位置も高くなってしまいやすい点に留意しましょう。どの向きでも使えるボックス型の本棚を横置きするといった工夫で高さを抑えることもおすすめです。
ローテーブル
ローテーブルをテレビ台として代用すると、お部屋が広々と見えてすっきりとした印象を出しやすくなるでしょう。小型のテレビをコンパクトに設置したいときに適しています。
ローテーブルの天板は木製のものもあれば、ガラス製のものもあります。ガラス製天板はテレビを置くことで割れてしまう可能性があるため避けたほうが良いでしょう。製品によっては安定感がなく、テレビを置くことで揺れてしまうこともある点に注意が必要です。がっしりとした木製の脚や、アイアン製の脚が付いたローテーブルが適しています。また、引き出しや棚などの収納が付いていない場合、周辺機器やDVDなどをしまっておくスペースは別に用意しましょう。
ベンチ
ベンチをテレビ台として活用する方法もあります。お部屋のサイズに合わせて複数台のベンチを設置することも可能です。例えば、2台のベンチを横に並べて設置して、テレビの脇に小物を飾るといったおしゃれな使い方もできるでしょう。
ベンチをテレビ台にする方法は、コンパクトで圧迫感が少なく、かつ柔軟にレイアウトできるのが魅力です。また、収納棚やラック付きのベンチを選べば、テレビの近くに収納スペースを確保できます。テレビ台として使えるベンチを選ぶ際は、テレビを安定して設置できる十分な幅があるか確認しておくと良いでしょう。
テレビ台の代わりになるアイテムを選ぶポイント
テレビ台の代わりを探すときは、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。選び方のコツや注意点をチェックしておきましょう。こちらでは、テレビ台の代わりになるものを選ぶときに気をつけたいポイントを解説します。
テレビの大きさにあったものを選ぶ
テレビに対して台が小さすぎると、テレビが乗らなかったり倒れたりする可能性があります。テレビの大きさに合わせて台を選ぶことが大切です。
また、テレビの大きさや重量、代用品となるアイテムの耐荷重もしっかりと確認しましょう。耐荷重を超えると、テレビの重さに耐えられずに破損する可能性もあります。
安全性を優先する
テレビにはそれなりの重さがあります。倒れたり落ちたりするとテレビが壊れるだけではなく、周囲の家具を破損させたり、人に怪我をさせたりする可能性があり危険です。テレビを置く台の使い方には十分に注意する必要があります。
テレビ台の代わりとして使うアイテムは、安定性に問題がないかを確認しましょう。テレビを乗せることでぐらついたり、きしんだりするようであれば使用を避けます。テレビが滑ったり、ずれたりしないかもチェックしましょう。テレビを固定するためのグッズをホームセンターや通販などで入手して活用することも一つの方法です。
テレビ周辺の収納や配線を考慮する
テレビの周りには、DVDプレーヤーやレコーダー、DVD、TVゲーム、リモコンなど、さまざまな機器や小物が集まります。必要な収納を確保できるかどうかも大切なポイントです。収納したいものが多い場合は収納部分の多いシェルフなどを選ぶと良いでしょう。
また、テレビの配線はごちゃごちゃとしやすく、引っかかったり絡まったりすることもあります。ホコリがたまって掃除の手間もかかるため、配線をきれいに整理できるかも重視したほうが良いでしょう。テレビ台にケーブルを通せる穴やフックなどがあると、整理しやすくなって便利です。
部屋のインテリアに合わせる
テレビ台代わりのアイテムは、見た目にもこだわることでおしゃれな部屋を演出しやすくなります。部屋の雰囲気やテイストに合わせて選ぶと統一感を出せるでしょう。他の家具やアイテムの色や素材、デザインを考慮して選ぶことがコツです。
例えば、北欧風インテリアであれば天然木の風合いを楽しめるようなデザイン、シンプルモダンなインテリアであればスタイリッシュなデザインなどがおすすめです。お好きな部屋の雰囲気に合わせ、おしゃれなアイテムを探してみましょう。