一人暮らしの部屋にモダンインテリアを取り入れる魅力
一人暮らしの部屋をモダンスタイルでインテリアコーディネートすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。まずは、モダンインテリアを取り入れる魅力をご紹介します。
スタイリッシュで都会的な雰囲気を味わえる
モダンインテリアを取り入れたお部屋は、洗練されて都会的な印象になります。現代的でスマートな雰囲気が魅力です。シンプルでありながら高級感のある空間を演出できるでしょう。
また、モダンインテリアは余分な装飾がなくシンプルだからこそ、飽きが来ず長く楽しめます。開放的でスッキリとした印象が得られることも大きな魅力です。
異なるインテリアスタイルと組み合わせしやすい
モダンインテリアの王道といえるのがシンプルモダンなインテリアです。無駄を省いたスタイルが特徴で、家具やアイテムの装飾は少なめです。シンプルモダンなテイストで揃えたお部屋は、小物や雑貨などの模様替えをすることで、さまざまなインテリアスタイルを楽しむことができます。
例えば、木目調の家具のようにナチュラルで温かみのあるアイテムを組み合わせることで、北欧モダンなスタイルを演出できます。竹や木などの自然素材を使用した和風アイテムを組み合わせれば、和モダンテイストにも変えられます。観葉植物や木製家具などを取り入れるとウッディモダンなインテリアも実現可能です。部屋に飾るアートや間接照明などで好みのテイストを取り入れても部屋の雰囲気を変化させられるでしょう。
一人暮らしの部屋にモダンインテリアを取り入れるコツ
「一人暮らしの狭い賃貸物件では、モダンインテリアの実現は難しそう……」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。一人暮らしのお部屋でも、工夫次第で上質なモダンインテリアを叶えることができます。こちらでは、モダンインテリアを取り入れた部屋作りのコツやアイテムの選び方などをご紹介します。
部屋全体で使うカラーは2〜3色に抑える
モダンなテイストに仕上げるためには、色を多く使いすぎないことがポイントです。使用する色を絞ることで統一感が出て、都会的な印象を演出しやすくなります。
また、インテリアのカラーコーディネートの黄金比に沿って色を使うとより統一感が増すでしょう。黄金比はベースカラー7割、アソートカラー(メインカラー)2.5割、アクセントカラー0.5割です。
ベースカラーは床や壁などの面積が広い部分に使います。アソートカラーはカーテンや家具に使い、アクセントカラーは差し色としてプラスします。クッションのような小物に取り入れましょう。
使用する色を意識する
家具や小物などの色味も大切な要素です。基本的に無彩色を使うことで、現代的な雰囲気を演出できるでしょう。ベースカラーにはホワイトやグレーを使うことがおすすめです。ただし、賃貸物件の場合は壁紙や床材を変えることはできません。壁や床の色合いを変えたい場合は、原状復帰可能なクッションフロアやフロアタイル、リメイクシートなどを活用すると便利です。床にベースカラーのラグを敷いても良いでしょう。
アソートカラーにはグレーやブラック、ブラウンを用いることが多くなります。温かみのある色が多くなるとモダンな印象とは離れてしまうため、モノトーンを意識して取り入れると良いでしょう。
アクセントカラーはシルバーやゴールド、グリーン、ブルーなどさまざまな色が使われます。くっきりとした色を選ぶことで、部屋全体の印象を引き締めることも可能です。好みのカラーや、組み合わせたいインテリアスタイルを意識して選びましょう。
また、モダンインテリアはモノトーンカラーのアイテムを用いることが多くなります。ただし、ダークカラーの割合が大きくなると暗い印象になってしまうこともあります。ブラックやダークブラウンなど暗めの色を使う場合は、ホワイト系の明るめな色も入れ、バランスをとることがおすすめです。
素材や形状にこだわる
アイテムの素材感やフォルムによっても、受ける印象は変化します。無機質な素材を選ぶと洗練された都会的な印象を出しやすくなるでしょう。おすすめの素材はセラミックやガラス素材、アイアンやスチールなどの金属、大理石のような石材などです。例えば、ガラス天板のテーブルや、脚部がアイアン素材の椅子などはモダンインテリアにぴったりといえます。金属製のペンダントライトを吊り下げるのもおすすめです。
また、直線的なフォルムのアイテムを選ぶこともポイントです。配置するとスタイリッシュでシックな雰囲気が出るでしょう。例えば、ダイニングテーブルやサイドテーブルは円形のものより長方形や正方形のものがおすすめです。丸みを帯びたデザインのアイテムが多いと優しい印象になりすぎてしまい、モダンなテイストからは離れてしまうでしょう。ただ、あえて一部に曲線を描くデザインの小物などを取り入れ、遊び心のある部屋を演出する方法もあります。
アイテム選びにこだわる
ワンルームのようにコンパクトな部屋では、一つひとつのアイテムの存在感も大きくなります。選んだアイテム次第で、部屋の印象は左右されるでしょう。モダンテイストな部屋を実現するには、モダンデザインのアイテムを選ぶことも重要です。
モダンインテリアと相性が良いのは、ガラス製の小物やオブジェ、アートポスターなどです。配置することで、洗練された大人の雰囲気も演出しやすくなるでしょう。こういったアイテムの色もカラフルなものではなく、モノトーンを中心に選ぶことでモダンな印象をアップさせやすくなります。
生活感を出さない
一人暮らしのコンパクトな部屋では、リビングや寝室が分かれていない間取りもよく見られます。一つの部屋にデスクやベッド、チェストなど、多くの家具が集まることが基本です。レイアウトによっては生活感が出てしまい、洗練された印象とかけ離れてしまうこともあるでしょう。
モダンインテリアを目指すには、生活感が出ないように極力物を少なくすることがポイントです。空間に余白を持たせられるよう、余計な物は目につかないように収納しましょう。収納スペースが足りない場合は、必要な量のアイテムをしまっておける収納家具を取り入れることがおすすめです。フローリングの上にはなるべく物を置かず、清潔感を損なわないようにこまめに整理整頓しましょう。
また、圧迫感を出さないためにロースタイルの家具で揃えることもおすすめです。ローベッドやローテーブルなどで高さを抑えることで、一人暮らしの部屋も広く見せやすくなるでしょう。