クラシックモダンインテリアで揃えた部屋の魅力
クラシックモダンインテリアは、クラシカルなテイストとモダンなテイストが組み合わさっていることで、独特の魅力を持ちます。まずは、クラシックモダンインテリアのお部屋にはどのような魅力があるのかを詳しくご紹介します。
現代的で洗練されたクラシックな雰囲気を演出できる
クラシックモダンインテリアでは、中世ヨーロッパのような古典的で気品あふれる雰囲気を楽しめます。クラシカルなインテリアの中にモダンの要素を取り入れることで、オリジナリティにあふれた雰囲気になりやすいことも特徴です。
クラシックインテリアのみでは少々華やかすぎるという場合も、モダンテイストを合わせることでバランスがとれるでしょう。伝統的でエレガントな印象を保ちながら、現代的でおしゃれなお部屋を楽しみたい方におすすめです。
無機質さを感じないモダンな雰囲気を楽しめる
モダンスタイルのお部屋は、ガラスやアイアン、セラミックなど、無機質な素材のアイテムを豊富に取り入れていることが特徴です。シンプルで洗練された印象を求めるときにはぴったりのインテリアといえるでしょう。ただ、人によってはやや寂しい印象を覚えてしまうかもしれません。
モダンインテリアにクラシックテイストを加えることで、華やかさや優雅さなども感じられる空間を作れます。スタイリッシュでありながらリラックスしやすく、高級感のあるお部屋を楽しめるでしょう。
ホテルのような空間を来客に味わってもらえる
クラシックモダンインテリアは、海外ホテルのような空間を演出することもできます。寝室をクラシックモダンのテイストに統一すると、洗練された中にも落ち着きがあり、リラックスしながら眠れるでしょう。
リビングダイニングなどにクラシックモダンインテリアを取り入れると、自宅へ招いたゲストに非日常的な時間を過ごしてもらえます。ご自宅へ友人や知人を呼ぶ機会が多いという場合は、おもてなしのためにクラシックモダンインテリアを試してみることもおすすめです。
クラシックモダンインテリアを選ぶポイント
「クラシックモダンな部屋を目指したいけれど、内装がシンプルすぎて難しい……」という方も多いのではないでしょうか。クラシックモダンなテイストは、家具や小物などにこだわることでも演出できます。リビングやダイニング、寝室など、お好きな部屋に取り入れてみましょう。ここでは、クラシックモダンインテリアを選ぶときのコツをご紹介します。
家具の素材やデザインを意識する
クラシックな雰囲気を演出するには、中世のヨーロッパ調のデザインを取り入れることがおすすめです。部屋に取り入れるファブリックの柄や素材も雰囲気を左右する要素となります。カーテンやラグなどは、華やかな柄を用いたものがクラシックなイメージをアップしてくれるでしょう。素材はベルベット生地などがよく見られます。
また、生地の織り方にも着目してみましょう。クラシックモダンインテリアにおすすめなのはジャガード織のような立体的な織り方です。プリント生地とは異なり、模様が生地に織り込まれているため、上質で高級感のある印象を演出しやすくなるでしょう。無地の場合は厚みのある生地を選ぶことでクラシカルな雰囲気を出しやすくなります。
家具の形状にこだわる
家具の形によっても、部屋の印象が大きく変わります。インテリアにクラシックの華やかさや気品が加わる形状の家具を選ぶと良いでしょう。具体的には、曲線デザインのダイニングテーブルや椅子、コーヒーテーブル、ソファなどがおすすめです。机の天板も直線的な形よりは円形や楕円形などが向いています。
また、おすすめなのが猫の脚に似せて作られた「猫脚」デザインの家具です。優美な曲線が特徴で、上品で古き良さを感じられる事が魅力です。猫脚のスツールやキャビネット、テレビボードなどを取り入れてみると、よりクラシックモダンの雰囲気を出しやすくなるでしょう。
小物の特徴を厳選する
お部屋に配置する小物の選び方にもこだわりましょう。例えば、シャンデリアを取り付けるだけでクラシカルな印象は強まります。ただ、重厚感のあるデザインや装飾の多いタイプを選ぶと、モダンテイストを活かすことが難しくなることがあります。シンプルなデザインを選ぶことでバランスがとれるでしょう。
また、クラシックな雰囲気を強調したい場合は、中世ヨーロッパ調の花瓶やオブジェを飾ることもおすすめです。アンティーク調の家具や雑貨などを取り入れても良いでしょう。例えば、アンティークのサイドテーブルやブックケース、キャンドルスタンドなど、置くだけで一気にクラシカルな雰囲気を出すことができます。
ただ、クラシックアイテムはインパクトが強く、お部屋のアクセントとしても活躍する存在感があります。モダンな雰囲気をかき消してしまわないよう、他の家具とのバランスも見ながら家具を揃えたほうが良いでしょう。
クラシックでモダンな部屋を作るために取り入れる色のポイント
インテリアコーディネートでは、部屋の配色バランスを考えるときに知っておきたい黄金比があります。具体的には、「ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=7:2.5:0.5」で使うことがおすすめです。クラシックモダンな部屋作りを行うときも配色について意識することで、より統一感のあるおしゃれな部屋を実現できるでしょう。こちらでは、クラシックモダンの部屋作りで知っておきたい、取り入れる色のポイントをご紹介します。
クラシックモダンのベースカラー
ベースカラーは部屋の大部分を占める色となります。天井や壁紙、床などに使われることが基本です。
クラシックモダンのベースカラーは、ホワイトやライトベージュなどの明るい色が主流です。ベースカラーにダークブラウンやブラックなどの暗い色を選んでしまうと、全体の雰囲気が重くなりすぎてしまうでしょう。フローリングの色が濃いめの場合は明るい色のラグを敷くことで調整できます。
クラシックモダンのアソートカラー
アソートカラーとは家具やカーテンなど比較的大きなインテリアアイテムに取り入れる色です。クラシックモダンの場合は、グレーやダークブラウン、ブラックやグレージュなどが多く用いられています。グレー系のカラーは暗くなりすぎず、程よく落ち着いた雰囲気を演出してくれるでしょう。
クラシックモダンのアクセントカラー
アクセントカラーとはクッションや小物、観葉植物など、一部だけに取り入れる色のことです。クラシックモダンのインテリアでは、明度と彩度が低めのゴールドやシルバー、赤や紫、モスグリーンなどが使われることがあります。ベースカラーやアソートカラーだけでは地味になりがちな雰囲気を、洗練されたイメージに変えてくれるでしょう。